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dogdeco diary 愛犬と暮らす、すべての人へ

文字通り、酷暑。

2023/08/28

あれよあれよという間に、今年も残り数ヶ月。時の流れは息を撒くほど早いし、早く涼しくなれ、早く秋になれ、何かにつけ早く早く!となってしまいます。そのくせ、早いものですね、と冒頭に付ける。暑いのは流石に勘弁だけれども、とくに愛犬の誕生日が近づくと時よ止まれ、と切に願うし思ってしまう身勝手な飼い主です。

毎朝、散歩が軌道に乗るまで(歩き出すまでに)それはもうかなりの時間がかかるようになってしまいました。人間がそうであるように、足腰その他うまく動かない上に、暑かったり寒かったり朝も早いし気分も乗らない。それが顕著に出てしまう我が犬たち。なるべく気長に、1時間半を散歩に費やす。歩かせないのは今後の健康に大きく関わってくると思うから。たとえ歩けなくなったとしても、外に出してあげたいと思う。

そんな我が犬たちを先日友人に数日預けました。ちなみにこれが入院以外、初めてのお泊まり。目の見えない2匹が初めての環境で迷惑をかけることはないか、何かを傷つけてしまうことはないか(家を汚してしまうことも含め)、心が千切れそうになる程心配をした結果、夜間誰もいなくなってしまうホテル(病院)より大好きなご家族にお願いした方が、私もより旅行を楽しめる!と決断し、思い切って(これはかなり思い切りました)預けました。

それがもう、案ずるより産むが易しとは決して言いませんが、ただひたすらありがたかったし、しつけをちゃんとしておいてよかったとも思いました。

が。ここからが。ん?の連続。

2匹とも喜んで散歩に出て早足でスタスタと歩いていたと。外に行かずともトイレシートに行ってすぐにしていたと。他、特に問題なく静かに過ごせたと。

そして迎えに行ったら…まさかのまさか。喜ばない。別に。普通。退院した時の喜びを想像していましたが、全く。家についても至って普通。そのまま寝床へ。

ありがたいな、しかないのですが、飼い主としてはおいおい、喜びなさいよと。なんならうれションしちゃうかなとか思ってたんですけどね。特にちっこい方!全然だったわ。

人間の子供と同様に、愛犬たちも飼い主の前より他の親の前ではいい子にするのが主流です。まさかこの2匹も多分に漏れず、そうだったとは。

で、そこからの毎日も歩くのを渋るわけです。あのスタスタ歩いている動画の謎よ。ともかくこの夏も早起きしてよく歩いたし、一緒の時間を過ごしたなと思います。猛烈に暑かったですけどね。気分はもう秋に差し掛かっています。暦の上では秋となり、暑さも多少和らぐ頃に13歳と12歳を迎えます。

歳を重ねて寿命がくるのは当たり前のこと。でもそうでない犬もたくさんいます。人間と同じく病気で。ドッグデコによく遊びに来てくれて、モデルもお願いするほどいい子で、溌剌としてニコニコだったモネちゃんが2歳という若さでこの世を去りました。とてもとても暑い、突然の雨も多かった八月の頭に。最後まで懸命に生きよう、生きようと病気を跳ね除けようとするモネちゃんはすごかった。痛い苦しいがあったであろうに病院の皆に笑顔を振りまき、渾身の力で尻尾を振っていました。人間としてできることは厳しい現実にどうして?なんで?と納得のできないことへの抗議とも言える思いを願いと共にぶつけるばかりでした。こういうことも降りかかってくるんだ、犬を飼うって甘くないなとも思いました。

飼い主ではないので多くは語りませんが、かわいいだけではすまない犬との暮らしの大切さを改めて痛感しました。

そんな中、モネちゃんの妹として一緒に過ごすはずだったるなちゃん。初めまして、よろしくね。モネちゃんと同じように、もちろん私の愛犬たちと同じく、毎日全力で過ごそうね。

暑い寒い早い遅い好き嫌いはまた別の話。犬として生まれて、家族として楽しく過ごして、感謝と共に全うするその日まで、私たちはきちんと飼い主をせねばなりませんからね。

モネちゃんありがとう。きっとそばにいるね。